まさかまさか、同僚から借りていたアダルトな品の発覚が俺の期待を打ち砕いた。

同僚が貸してくれたアダルトなビデオが妻に見付かった。

期待をして家路に着く俺を待ち受けていたのは、
角の生えた妻。

果たしてアダルトな大人の映像はセックスレス夫婦の夜の営みの起爆剤になるのか。
期待と諦めを繰り返しているうちに元気がなくなっていく。 期待を裏切られ続けるくらいなら、 「そろそろいいよ」 そんなセックスレス解消宣言みたいな言葉聞かなきゃよかった。 身体に触れることは出来ても、その先に進めない。 ...

先日同僚が貸してくれた大量のアダルトなDVDを妻は見付けてしまったのだ。

「何、これは?」

紙袋に詰まったアダルトな一品を妻は俺の前に出した。

「あっ」

俺は同僚が元気のない俺に気を遣って貸してくれたものだと説明した。
決して自分で購入したものではないと。
さすがに同僚の名誉にかかわるので、彼の名前は伏せておいたが、それが妻の疑いを深めたようだ。

妻は基本的に ケチなので 倹約家なので無駄遣いを極端に嫌う。

このアダルトなDVDは本当に同僚が貸してくれたものだが、もし俺が自分で購入でもしようものなら、
たぶん3か月は口も利いてくれないであろう。

妻がこのDVDが同僚からの借り物であることに納得したのかはわからない。
もしかしたら、俺が買ったものだと勘違いしているのかも知れない。

が、

どちらにしても結果は同じだ。

「今夜から隣りで寝ないで下さい」
「しばらくは、あなたに触られたくないから」

そう言い残して、二階の寝室へと上がっていった。

リビングに一人呆然と立ち尽くす俺。

酷くね?

2年あまりもほったらかしておいて、
たかが、アダルトなDVDを所持していただけで、この沙汰。

隣りに寝るなって、俺はどこで寝りゃいいんだよ。

朝はあんなに期待に胸を膨らませていた俺が、夜はこんな様になるなんて、いったい誰がこの結末を予想できたであろうか。
期待は絶望感に変わってしまっていた。

リビングで寝て風邪を引くわけにもいかない。

その夜俺は、
長男坊の布団に潜り込んで寝ることになった。

ちょっとだけ同僚を恨んだ。

 

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