昨日は朝から打診して、妻も了承のはずだったのに。
晩になって床に入り、妻に手を伸ばす俺。
やる気マンマンだ!
しかし、妻の反応は冷ややか。
パジャマを捲くり乳首に舌を絡めようとするとサッと手のひらでガード。
下半身に手を伸ばすと、太股をキュッと閉じてガード。
目は俺の方を見詰めてニヤニヤとしている。
焦らしているのか?
あの手この手で妻にアタックをかける俺。
不吉な笑みを浮かべながらサラリとかわす妻。
「あ~!!もういい!!」
俺はきれてしまった。
焦らしているなら、そういう素振りがあってもいいだろ!
すごく、馬鹿にされた感じを受けた。
「やりたくないなら、ちゃんと拒否しろよ!」
俺は妻に背を向けて眠りに入った。
怒った様子の俺を見て、妻は俺を背中から抱き締めるようにくっついてきた。
が、俺の怒り(怒りと言うより拗ねているだけだったが)は収まらない。
そのまま、無言で眠りに入る。
朝、隣で気持ちよさげに寝ている妻の顔を見て、
またまた怒りが込み上げる。
俺はそそくさと身支度を整えると、コーヒーを一気に飲み干し、
「行ってきます」のキスもないまま家を出た。
ちょっと大人げなかった。
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