所詮は俺も他の女に現を抜かすただの男だったのかも知れない。

俺もただの男ですね。
自分ではもっと、妻オンリーな奴かと思っていたけれど。

今日の詳細、書いてみます。
読んでどう思われるかはわかりませんが、

事実は事実。

仕事を昼前に終わらせて、職場の女性と食事にに行った。
妻以外の女性とマンツーで食事に行くなんて、結婚してから初めてのことだ。

食事中は仕事の話しがメインだったかな?

「わたし結構職場の男性に食事とか誘われるのに」
「nihiさん、何も言ってこないんだものね」

「でも、今日ご一緒してもらったから、nihiさん攻略達成ね」

笑いながら話す彼女。
上司への愚痴や仕事への不満をコンコンと聞かされる。

「nihiさんは愚痴らないけど、不満ってないの?」

黙って彼女の愚痴を聞き、相槌を打つ俺に彼女が問いかける。

「あんまり、ね、俺は俺、人は人だから」
「他人からの評価って気にしないし、お互い物差しが違うからね」
「自分と同じことを他人に求めてもね、、」

と言いかけて考え込む俺。
実際、俺は妻に対して俺と同じことを求めている状況にある。

「ふ~ん、醒めてるのね」

寒さも和らぎ、日中暖かくなってきたこの時期、彼女の服装も薄着になってきていて、胸元の露出度も多少高めになっている。
胸の膨らみや体のラインはしっかり出ていて、俺じゃなくてもきっと視線が舐めまわし状態になってしまうだろう。

でも以外、こうやって1対1で話しをしてみると、彼女の仕事に対する真面目さ意欲がしっかりわかるし、見かけほど派手に遊んでいるような子でもないことが感じ取れる。

暫く、話し込んでお腹もふくれたところで、少しドライブへと出掛けることにした。

もちろん、俺の車の助手席に妻以外の女性が乗ったのも初めてだった。

「煙草吸ってもいい?」

彼女に断り。車の窓を大きく開けて、いつものように咥え煙草の俺。
煙草を咥えハンドルを握る俺をじっと覗き込むような眼差しで見詰める彼女。(いや、それは俺の主観ですが)

「nihiさん、見かけによらず、お堅いのね」
「仕事の話しばかりだったし」

「そう?ふつーだけどね」

彼女はじっと俺の方に視線を向けたまま、

「さて、今日はどうしたんですか?」

俺に問かける彼女。

「え?」

「え?じゃなくて、何か奥さまとあったんでしょ?」
「今まで、散々人のお誘いをお断りしてたのに、今日は2つ返事なんだもん」

さすが彼女も女ですね、鋭いです。

「何もないよ、一緒に食事したかったから誘っただけだよ」
「例え、何かあったとしても俺が言うわけないだろ」

と笑って答える俺。

「そうですよね」

「そうだろ」
「君だって」
「妻との不仲を理由に女を口説いたりする男って嫌だろ?」

「え?にひさん、私を口説いてくれるんですか?」

「いや、口説いてるわけじゃないけど」

会社にいるときの雰囲気とは違う、彼女の話しやすい雰囲気。
いろんなことを彼女は話してくれた。
自分の男性観や恋愛観などなど。
節々に俺の妻に対する愚痴を引っ張り出そうとする誘導的な言葉が強く感じ取れたけど。

でもね、どんなに誘導尋問されても、他の女性を前に、妻に対する愚痴は言わないんだ。
妻には惚れてるし、この怒りも俺と妻との考え方の相違でしかないのだから。

俺を見てニコニコしながら、

「やっぱり、nihiさんですね」

と彼女は囁いた。

「何が?」

「うちの社にはアイラブワイフの方が2人いるんですよ」

「何じゃ?アイラブワイフって?」

「人前でも堂々と奥さんを褒めたり、奥さんを好きだよって公言できる男性のことですよ、私たち女性陣がそう呼んでるだけですけどね」

「ふ~ん、新用語だね」

「で、一人はにひさんで、もう一人は庶務係長のYさんなんですよ」

じっと、目を見詰められると恥ずかしいなって思うほど、視線をそらさない彼女。

「でもね、ずっと前にYさんと飲みに行く機会があってね」
「二次会あたりで、二人だけになっちゃったんだ」
「あ、みんなで飲みに行って、偶然二人きりになっちゃったんだよ」
「最初から二人でなんて、わたしnihiさん以外にお誘いかけたことないんですからね」

ちょっと、いい訳がましく弁明を加え、彼女は続ける。

「そしたら、Yさんって急に奥さまの愚痴を言い出して、いきなり人の手を握ってさ、『妻とはもう長い間、レスなんだ』とか言って」
「わたしを誘ってくるのよ、『寂しいんだ』だって」

「もう幻滅!」

笑い飛ばしながら語る彼女。

「既婚の男性って、奥さまの愚痴を口説き文句にする方が多いのは知ってます」
「口説きの常套手段でしょ」

「へ~、そうなの?」

「そうそう、昨日しっかりセックスしてるのに、『レスなんだ』なんて言ってさ」
「でも、nihiさん、全然そんなのないんだもん」
「逆に面白くな~い!」

そんな話ししているうちに、俺と彼女は段々と男女の会話へと流れていったんだな。

 

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