時間がたつにつれて怒りがこみ上がってくるのはどうしてだ。

それは、夫婦のセックス観の相違と、それに伴って、冷戦に陥ったことで妻との肉体的接触が途絶えるということ。

つまりセックスができないことが原因だ。

俺は、「妻に気持ちよくなって欲しい」そう思って抱いてきた。
妻が喜ぶほど興奮を覚え、妻が乱れるほど俺自身喜びを感じていた。
妻に対しては彼女のことを考えるセックスができたいた。

逆に妻にも俺を気持ちよくさせて欲しいっていう願望はあった。
積極的に俺を求めて欲しいし、感じさせて欲しいって思っていた。

それが「面倒」って言われちゃ、ね。
そんなものか俺に対する妻の気持ちって。

怒りと、落ち込みの繰り返しだ~ね。

休日出勤の今日。
午前中に済ませなきゃならない急用で出社した俺。
外勤から帰った俺に同僚の子が声を掛けてきた。

「あら、今日は欲求不満の匂いはしませんね」

微笑みながら俺に話し掛ける彼女。
彼女も書類の整理で休日出社していたようだ。

あ、でも申し合わせていた訳じゃないよ。
単なる偶然です。

 

何か、ついつい、「この子なら俺にどれだけサービスしてくれるのかな?」なんて変な想像してしまって、視線が彼女を舐めまわすような視線になってしまったようだ。

「匂いはしないけれど、nihiさん?」
「視線がいやらしいですよ」

急に小声で俺に注意を促す彼女。

「いやらしいのは視線だけじゃないよー」

そんな台詞が漏れてしまった。
そして俺も小声で、

「エロんな想像が頭の中駆け回ってるよ」

とエロ笑いしながら彼女の耳元で囁く。

「ふ~ん、それはチャンスかな?」
「nihiさん、明日の仕事終わりとかはお時間取れないの?」

彼女が俺の耳に手を当てて尋ねてきた。
耳に掛かる彼女の息で鳥肌が立ってしまった俺。

妻のこの前の俺以外の男とデートした一件も今回の怒りの中に深く絡んでいたこともあった。

俺は、

「今日ならいいよ」

と、返事してしまった。

「本当?」
「じゃ、仕事が終わったら食事にでも行きましょう」
「お昼前には終わっちゃうでしょ」

彼女はニッコリと笑顔で答えた。

今日の仕事をまとめながら、いまこの記事を書いている。
書き終えると、彼女と食事に行くことにした。

俺のポリシーだった、

「妻以外の女性と1対1では過ごさない」

ってのを破ることになるわけだな。

まだ妻の「面倒」って言葉に怒りが収まっていない状況で、こんなことして俺に収まりがつくかどうかわからないや。
今ちょっとだけ、昔のどうしようもないナンパな頃の俺が頭をもたげてきている。

彼女がもし本気なら抱いてもいいや、、なんてことも考えている。
(ははは、それはかなり思考が飛び過ぎだな)
もう思考で一穴主義を崩壊させてしまっている俺だな。

今回ばかりは「システム」も全く作動しないようだ。

「仕事で遅くなる」

俺はそう妻にラインをした。

結婚して初めて妻に嘘をついた。
罪悪感が怒りで薄れてしまっているのか?

 

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