妻とのセックスに対して持つ不満。

若い頃は遊びほうけていた俺。

というか、妻と知り合う前は前妻との離婚で女性不信に陥っていたんだ。

だからもう、誰かを好きになるなんてことはないと思っていたし、好きだの嫌いだの、愛だの恋だの、そんなものにもう興味はなかった。
傍にいて欲しいとか、逆に傍にいてやりたいなんて思うこともなくなっていた。

女を求めるのは性欲のためだけでよかった。

実は若い頃からそんな男だった俺。
学生の頃は毎夜毎夜女の子を引っかけに夜の街に繰り出していた。
だからはっきりいって、セックスは毎日やっても大丈夫ってくらいの性欲の塊。

「女は抱くためのもの」

そんな傾いた感情で女を見ていた。
当然、恋愛感情なんて持つこともなく、ただ性欲だけを満たせばそれでよかった。

まだ20代前半、僕はそんな変わった男だった。
社会人になった最初の夏。

「妊娠したみたい」

身体の関係を持っていた女の子の一人にそう告げられた。
社会人になっても遊びほーけていた俺だったけど、

「妊娠」

その言葉が嬉しかったんだ。
学生の頃、高熱を発して僕の生殖としての機能はほぼ失われていたから。

その彼女に恋愛感情はあまりなかった。
でも僕の子供を身ごもった彼女を僕は精一杯愛してやろうと決めた。
幸せにしてやろうと決めた。

自分を変えてみようと思った。
子供のために、そしてその彼女のために。

「女は抱くためのもの」

そんな偏った考えを捨てて、一所懸命に彼女と生まれてきた子供たちを愛した。
めっちゃアットホームな子煩悩パパ。

馴染みの友人は180度変わってしまった俺に驚いていたっけ。

次第に僕の女性不信はなくなり妻となった彼女を心を許せるようになっていった。
端から見れば幸せな家庭、そして僕自身家庭生活に心から幸せを感じていた。
けれど子供が6歳と2歳になる頃、俺は前妻と別れた。

前妻の不貞が原因だった。

薄れていた女性不信はぶり返し、前にもまして女性に対する不信感は強くなった。
また若い頃の偏った考えを持つようになっていった。

二人の子供たちと俺の三人の父子家庭。
俺の育児能力や家事能力がかなり高いのはこの父子家庭時代の効果なのだろう。

 

妻との出会い。

そんな生活が5年ほど続いたころに今の妻に出会った。

妻は頑なな俺の女性不信という壁をいとも簡単にぶっ壊した。
誰かを好きになることなんてもうないだろうと思っていた俺の心を簡単に射止めた。
恋愛を捨てた俺にその温かさを教えてくれた。

「女は抱くためのもの」

そんな考えは消え、妻だけを抱き続けたい。
妻以外はもう抱かなくてもいいや。
俺にそう思わせてくれた。

それなのに、

嗚呼、セックスレス。

 

そんな俺は試練に立ち向かっている。

それは、

妻とのセックス。
いや、セックスというより、妻とのセックスに対する不満だ。

付き合い始めた頃、狂おしいくらいに俺を求めていた妻もなぜだかセックスレスに陥る少し前からは鮪状態に近かった。
もしかしたらマンネリ化していたのかも知れない。
確かに彼女は感じているだろうし、セックスのときは必ずイクようだった。

が、

俺としては、少し、いや、かなり不満が出てきてしまっていた。
そんな頃に妻の妊娠によりセックスレスを迎えた。

それから2年。
果たしてセックスレスが解消され、妻を抱くことができても、昔のように狂おしくドエロいセックスができるのだろうか。
あの頃のように妻は俺を求めてくれるのだろうか。

セックスレスが解消されても、
妻とのセックスに不満を感じて、また「女は抱くためのもの」なんて偏った考えが頭をもたげてこないだろうか。
それでもって、性欲解消だけのために妻以外の女を求めてしまわないだろうか。

2年余もセックスレスに耐えているのだからそれはないと思うけど。

それにしても、一穴主義を貫くために、この妻とのセックスに対する不満は危険分子だ。
なぜなら、俺は性欲の塊だからだ。
今でいうヤリチンだからだ。

セックスが大好きだからだ。

さてさて、どうしようか。

どうしようかというより、セックスレスを解消しなければどうにもならん。
それ以前の問題だな。

 

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