更なるレスへの覚悟を決めた。

妻の肌に触れないようになってかなりの時間が過ぎていた。

僕の我慢も限界に達していた。
それでも、他の女性の肌に触れてまで欲求不満を解消しようとは思わなかった。

いや、思ったことも何度もあった。
そのたびに頭の中で念仏のように繰り返す。

「セックスだけが目的で結婚したわけじゃない」

好きだから結婚した。
好きだからセックスしたい。

けっして、

セックスしたいから好きでいるわけじゃない。
セックスしたいから結婚したわけじゃない。

欲求のはけ口としてのセックスは、マスターベーションと変わらない。

セックスする相手が誰でもいいわけじゃない。
僕は妻としたい。

他の誰ではなく、僕が求めるのは妻の身体だけ。
他の誰かで欲求不満を解消しようなんて思わない。浮気なんて考えない。

いやいや、本当は単に妻が怖いだけだったのかも知れない。
浮気なんてして、それこそバレてしまったら僕は半殺しにされてしまうに違いない。
ただ妻を恐れて他に求められないヘタレなだけ。

でも欲求不満を解消することなら、前の記事に書いた通り、
それなら一人でも解消できることだ。

 

僕は更に続くであろうセックスレスを覚悟した。

このブログを書き始めようとしたのも、その覚悟を自分自身で、自分の言葉で自分を支えようと思ったからだった。

 

が、

 

更なる覚悟を決めた途端に、

「いいよ」

なんと妻から許可が下りたのだ。

セックスレスの苦しさをぶちまけようと、
さらに続くであろうセックスレスへの覚悟を綴ろうと、
悲しさをブログを書くことで乗り越えようとした決心した、

その矢先に、

早々とセックスレスが解消され、気が抜けた。
驚きと嬉しさが入り混じった感じ。

いやいや、本当は天にも昇るような気持ち。

「あ、そう?」

気にしている素振りも見せず、
欲求不満に心が揺れ動いたことも悟らせず、
心の中では、ファンファーレが鳴り響いていることも隠したまま、

僕は妻にあっさりとした返事を返した。

思い起こせば、妻が妊娠してから始まったこのセックスレスの期間。
妊娠中に引っ越ししたり、僕が転職したり、家を建てたりと、目まぐるしく過ぎていった中で途絶えていた夫婦の営み。

子どもは早くも一つ年を重ねたわけだから2年以上も続いていたことになる。

長いようで、案外短かったのかも知れない。

 

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