鳴くまでまとうホトトギス。

続いていますよ、寂しい夜。

昨晩も先にベッドに入り、淡い期待を燻らせる俺。
あ~、情けないな。

「襲っちゃえば簡単なことかも」

そう思いながらも、もはや意地になっている部分もある。

妻に、 「おいで」 と誘われ、妻のベッドへ餌を頂きに潜り込む…。
これが俺と妻のセックスのパターン。

何かこのパターンでは主導権を握られてしまっている。

そう以前、コメントに書かれた「飼い慣らされた犬」状態ではないか!
こうなったら、妻が俺を求めて俺のベッドへ潜り込んで来るまで絶対に俺から彼女のベッドへ訪問するのはヤメだ!!

以前も、こんな風に相手の誘いを待つ作戦を行い、見事に破れた。
その教訓も活かせないまま、また同じ作戦…、

「鳴くまで待とうホトトギス作戦」

これを実行しようと考える俺は、進歩のないエロオヤジなのだ。
とは言え、意地になってしまっている部分でもう自分から妻のベッドへは行きたくないのだ。
いけないのだ。

男の意地なのだ。

そんなこんなで、俺はベッドに先に入り妻の動向を覗う。

きっと、彼女にも性欲はあるはず!
いつか俺を求めてくるはずだ!

それは、果たして今日なのか?

 

…それは、違ったようです。

今日ではなかった。

でも明日かも知れない。
いやいや、明後日かも知れない。

風呂から上がった妻は、寝室へ入り俺にわき目も振らず自分のベッドへと直行。
ベッドサイドのテレビをつけて、ニュースなどを見はじめた。

「今日もダメだな」

早々に見切りをつけた俺は頭から布団をかぶり、大きなため息を一つついて、悶々としながら夢の扉を開くべく目を閉じた。

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