別に「レス宣言」してるんだから拒否るために嘘つかなくてもいいんじゃね。

ちょっと腹がたった。

昨日、仕事から帰宅すると妻が浮かない顔。

「どうした?」

少しキツそうな妻にそう聞くと、

「ううん、何でもない」

そうは答えるが、やっぱりいつもより辛そうな表情。

食事が終わって、

「どこか具合悪いのか?」
「大丈夫か?」

と心配になって聞く俺に、

「毎月のことよ。生理始まったからお腹が痛いの」

と妻。

あれ??
確か先週の日曜日あたりに夕食のとき生理痛がとかどうこう言っていたはず。

だよな。

今日から始まったってことは、あのときのあれは嘘かい?
俺としたくないばっかりに嘘までついたんかい?

腹が立つとともにがっくりと意気消沈してしまった俺。

何なんだろうね?

どうせ「レス宣言」してるんだから嘘までつくことないのによ。

「はぁ~」

ため息一つ。

それでも、
馬鹿な俺は夜寝る前に痛がる妻のお腹を摩る。

「痛いの痛いの飛んでけ~」
と呪文を唱えながら。

「ごめんね」

妻が小さく囁くのを聞こえない振りして、妻が寝付くまでお腹に手を当てる。
自分が惨めに感じてしまう夜だ。

妻が寝た後も、なかなか寝付けない俺。
なんか惨めだな。

妻に男として見られない自分。

ま、別にいいけどさ。

以前俺は、女性不信になっていたことがある。

愛情なんて言うのは全て虚栄に見えて、女を好きになるのも好かれるのも面倒で、自分の性欲のためだけに女と絡んでいた頃があった。

「女」を「穴」としか考えてなかった。

そんな荒れていた頃があった。

でも妻は、
そんな俺に欠けていたものを与えてくれた。

妻よ。

今更、俺を埋めてくれたものを奪わないでくれよ。

 

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