恐妻家ではないけれど、妻は俺にとって三蔵法師のような存在なんだよね。

5月 9, 2020

独身の頃の遊び仲間によく聞かれることがあった。

「お前の嫁さんってどんな?」

と。

遊びまくりの俺を180℃方向転換させた妻は、
仲間内では、
孫悟空を封じこめた「お釈迦様」とか、
俺を意のままに操る「三蔵法師」と呼ばれる。

「そーだね、普通の女だよ」

俺は決まってそう答える。
たぶん一般的には美人の部類には入ると思うけれど、
みんなが振り返るほどではない。

まあ、並みの美人。

再婚だったし、お互いに子どもがいたから、
お付き合いを始めても一緒に暮らすまでには少しばかり時間がかかった。

もちろん遠距離だったから、月に1回デート出来れば多いくらい。
しかもデートには飛行機を使って逢いに行かなくちゃいけなかったから、
経済的に負担が大きいお付き合いだった。

妻とお付き合いを始めてたときに一穴主義を決意していた俺だが、
遠距離で付き合っていると「鬼の居ぬ間に洗濯」みたいなことわざが頭を駆け巡ったりもした。

妻(当時は彼女)は俺のそんな浮ついた考えを察知してか、
毎日電話(呪文)を掛けてきて、

俺の頭の緊箍児(金の輪っか)を締め付ける。

お釈迦様というより、
三蔵法師のような女だよ。

早くセックスレスを解消して、俺の硬くなった股間を締めてくれないかな。

 

Solitude

Posted by nihi