昨夜も夫婦の営みはなっしんぐ。
先に寝る妻の隣に溜息を吐きながら横になった。
ちょっと悲しくて、
ちょっと寂しくて、
ちょっと空しくて、
そして、
かなり悔しくて、
だから今朝も目覚め前に触りまくってみた。
最近はこの行動が目覚まし代わりになっているようだ。
今朝は、横で寝る妻の下着の中に思いっきり手を差し入れ、
感じる部分をいきなり触ってやった。
「おや?」
寝ているにもかかわらず、妻のそこは既にぐしょぐしょに濡れていた。
その濡れ具合にすこし驚いたけれど、もちろんその状況は俺のエロ心に火をつけた。
ぐしょぐしょの愛液を潤滑油がわりにクリトリスを優しく愛撫。
妻は夢うつつな感じで、
「あ、ああ、ん、ぁぁん」
と、悩ましい吐息を漏らす。
その声に興奮を覚え、クリトリスを転がす指にも力が入る俺。
「う、うん、ん、あ、だ、だめ、」
妻の吐息は喘ぎ声にかわり、指にまとわりつく愛液が、くちゅくちゅと、いやらしい音を立てはじめる。
”嫌よ嫌よも好きのうち”
そんな言葉が俺の頭の中を駆け巡り、俺はより激しく中指を転がす。
「あ、ああ、だめだめ、あ、ん」
「だめ、欲しくなっちゃう、あ、うんん」
妻の感度が徐々に高まりを見せた。
そのとき、
ぴぴっぴぴっぴぴっぴぴぴ
試合終了を告げる目覚ましくんの電子音が鳴り響いた。
朝のお遊びの終了の合図。
またまた目覚ましに拒まれる朝の夕景。
こんなに焦らしているのに、夜になるとさっさと寝てしまう妻。
俺は元気になった股間を慰めるように心の中で呟く。
「妻は欲求不満にならないのか?」
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