華金の夜は威厳のある父親だった。
金曜の夜は、
まじめな父親へと変貌してしまった俺。
問題を起こしちゃった子供に向き合いながら、しっかり父親でした。
もちろんそうなるとエロい親父は封印。
当たり前っす。
でもね、でもね、でもでもね、
金曜が駄目なら土曜の夜に期待してしまうのが人間じゃないですか。
ですよね?
期待してはいけないのはわかっているけど、
それでもほんの少し、ほんの少しだけ期待してしまうのです。
しかも、金曜の夜に威厳のある父親として、しっかりと子供の問題も解決。
こんな俺の姿をみたら、惚れ直したりするでしょ。
普通は。
ところが、
妻は普通ではないのか。
俺のそんな、ちょっとカッコイイ父親としての姿を見ても惚れ直したりすることはない。
妻からすれば、それは当然で惚れ直すに値しない行為なのか。
ほんの少し期待する俺に、
「今日はちょっと眠いの」
せっかくの土曜日。
明日は日曜だからゆっくり過ごせる夜なのに。
「先に寝ちゃうね」
そう言って、
下の子を抱いて二階の寝室へと去って行ったのであった。
やっぱりセックスレスは続くのだな。
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