ブログでなくて、家の引越しです。
昨日も夕食の後、荷物をセコセコとダンボールに詰めていました。
棚の奥から重い箱を取り出すと、それは妻のアルバム。
妻は几帳面なのでアルバムごとにタイトルまでつけてある。
「青春の思い出」
馬鹿じゃねーの?(笑
と思っても口には出さない俺。
ダンボールに詰める前に、パラパラとめくる。
出てくる出てくる、男とのツーショット。
「もてたんだねぇ」
イヤミまじりに妻に呟く。
「見ちゃだめだよ、どうせまた嫉妬するんだから」
「はいはい」
そそくさとダンボールへと詰め込む俺。
「あなたは女性との写真なんてないの?」
と妻が聞いてくる。
「ありません!あなた一筋です!」
「またまた、さては証拠隠滅したのね」
などと、くだらない会話で昨日の片付けは幕を閉じた。
その晩、営みを狙って妻に手を伸ばす俺。
パジャマの裾から手を潜り込ませ、柔らかい乳房を静かに包み込む。
乳首を指ではさみながら、ゆっくりと胸をマッサージするかのように揉む。
「んん、、はぁ、あ、」
妻の口から漏れる吐息は俺の下半身にビビビっと電気を走らせる。
パジャマを捲り上げ、硬く突起した部分に優しくキス。
「ああん、、あ、んん、、」
とそのとき、ガサゴソと音がした。
とっさにシーツを被り、露になった胸を隠す妻。
「なんか、肩が痛くて眠れないよ湿布張ってー」
と娘が起きてきた。
夫婦の寝室は子供部屋と隣合わせ、しかも襖で仕切られているだけ。
更に、風通しのためいつもオープンにしてあるのだ。
やばい!やばい!
娘が子供部屋のベッドに戻って、二人で顔を見合わせた。
「今日はやめておこうね」
と妻。
「しかたないね」
と俺。
意見が一致した俺と妻は、二人揃って夢の中へと入り込んでいった。
今朝、眠い目を擦りながら出勤する俺に、
「いってらっしゃい、気をつけて」
妻がキスしながら、俺にギュっと抱きついてくる。
「今晩は、やるぞ!」
という俺に、
「子どもらが早く寝てくれたらね」
と笑って送り出す妻。
朝からこんな会話していいんか?
俺はニヤニヤしながらバイクに跨った。
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