さすがの俺も子供のことには親権、エロ親父も威厳のある父親へ変わるときがある。

5月 9, 2020

金曜の夜。

昨夜はうきうき(エロエロ)気分で仕事から帰宅する俺。
華の金曜日。

もしかしたら、待ちに待ったレスの解禁日になるかも知れない。
期待したら駄目なのはわかっていても、それでも週末にはよからぬ期待を持ってしまう俺。

「ただいま」

玄関から声を掛ける。

ー ー ー ーん?

いつものような「お帰り」の返事がない。
どうしたんだ?

リビングのドアをゆっくりと開ける。

すると、

リビングのソファで浮かない顔をした妻。
上の子どもらは二人とも自分の部屋にこもってしまっているのか、
リビングには妻が下の子を寝かしつけながら一人でいた。

「あ、お帰り」

明らかに様子のおかしい妻がいる。
今日も子供の世話でつかれちゃったのかな?

脱衣所で着替えを済まして、妻の隣りに座る俺。

「どうした?」

考え込んでいる妻の肩を抱くようにして静かに聞いてみる。

「実はね」

俺の方に視線を向けて語り掛けてくる妻。
どうやら妻の浮かない顔の原因は子どもたちのことのようだ。

ちょっと、
問題を起こしてしまったようだ。

さすがにエロで満たされていた俺も子供のこととなれば、
しっかりと、
エロ男から父親の顔へと変わる。

「仕方ない子だな」
「心配するな」
「俺から話しをしてみるよ」

俺の言葉に、妻の顔が少しだけ安心した顔へと変わった。

そんなわけで、金曜日の夜、
エロ男から威厳のある(かどうかはわからない)父親へと変貌した俺は、
エロのエの字も見せずに終わることとなった。

やっぱりセックスレスは続く。

 

Solitude

Posted by nihi